会社や職場は組織なので、働いていくうえで我慢が必要なときももちろんあります。しかし、職場に根付いている悪しき風習とされるローカルルールは、近年の働き方改革の波に乗って改善していきたい項目の一つでもあります。では、悪しき風習と言われるローカルルールには一体どんな事例が挙げられるのでしょうか。

まずは、長い定例会。意味があるものならよいのですが、本当に意味のある定例会は実際どのくらい実施されているのか不透明です。結局、作業している業務内容の報告程度で終わっているものが多く、他の仕事を進められる有意義な時間を削ってしまっているケースもあります。短時間で重要なことだけを共有できれば効率的ですが、定例会を行うためには準備や資料作りも必要です。若手社員にとっては億劫な作業にもなっています。定例会以外にもすぐに会議を開くケースも多いです。会議が負担となっていることに気づき、改善してくれる上司が必要かもしれません。

そして、ジェンダー関連の悪しき風習。お茶出しや簡単な物品補充、会議室の後片付けなどが挙げられます。女性でなければできない、というものでもないところが問題です。その他にも、若手は上司より先に出社してなくてはいけない、上司より先に帰ってはいけない、有給を取るときは理由が必要、社内行事の出席は必須、など挙げればキリがないほど出てきます。

悪しき風習とされるローカルルールは、世代間の考え方の違いも大きく影響しています。価値観は世代ごとで変わるのは不思議なことではありません。そのため、自分たちが行ってきたことを若い世代もやるべきだ、という考え方自体が間違っているということへの気付きが必要と言えます。

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